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【体験談】理学療法士は学生・新人で勉強時間はどう変わる?【現役PTが解説】

 

こんにちは!現役で理学療法士をしているひよこです🐣

 

理学療法士はなる前も、資格を取ってからも勉強が必要な仕事だと思います

 

毎日の勉強に追われていると周囲がどれくらいの時間勉強しているか気になる方もいると思います🖊

 

 

国家試験のためにどれくらい勉強すればいいの?

 

 

理学療法士になってからはどれくらい勉強するものなの?

 

 

⏫が気になったことがある方は、ぜひ記事を参考にしてください!

 

 

結論だけ先に言うと、周りは周りなので自分の目的に合わせて走り続けることが超大事です👍

 

 

この記事では以下の3点について記載しています。

・国家試験時期の勉強量

・ひよこ🐣の過去の勉強量

・ひよこ🐣の見解

 

 

1つずつ説明しますね!

 

 

国家試験を受けるまで

 

まずは国家試験を受けるまでの勉強時間を紹介していきます🙌

 

ひよこ🐣の経験談が主になるので記事は参考程度に読んでみて下さい

 

 

国家試験くらいもっと短い時間で何とかなったよ😤

 

 

⏫のように、ひよこ🐣より効率的に勉強できる方も多いと思います

 

(ちなみにひよこ🐣は地頭がいい方ではなく、養成校での成績は下の中くらいでした🤣)

 

 

養成校のカリキュラム

 

まずは養成校のカリキュラムからおさらいです👍

 

養成校では週5回×5コマの講義が基本です

 

なので、朝から晩まで講義を受ける日がほとんどですね

 

講義は単位を落とした瞬間留年確定の必修科目ばかりで、学ぶのは高校までの勉強とは全く違う専門科目です

 

 

解剖学 生理学 運動学 発達学 病理学 公衆衛生 装具学ect…

 

 

恐らく、どれも医療職でないと学んだことがないものばかりでしょう😌

 

これらの専門科目の総決算が国家試験です

 

 

医療系の大学ってしんどそう

 

 

文章を読んだら⏫思う方もかなり多いでしょう、ご名答その通りです

 

 

・サボれない講義

・朝から晩まで大学に拘束

・専門科目のオンパレードできつい試験

・とどめの実習

 

 

どれも苦しいことですが、これをクリアしないと国家試験の受験資格は得られません

 

とてもじゃないけど勉強をせずにくぐり抜けられるものではないです

 

 

かつ、これに加えて国家試験の勉強が必要になります

 

国家試験が近くなると講義はほとんどなくて、自習時間がかなり長く用意されていました

 

(国家試験の勉強に関しては人それぞれ進度が違うからだと思います)

 

 

 

 

秋から冬までのひよこ🐣

 

国家試験は2月末にあります

令和7年度は2/24.25の2日間で試験が行われました

 

 

早い学生だと夏には勉強を始めている人もいます

 

ひよこ🐣の養成校だと卒論・実習が一段落する9月頃から勉強する方がほとんどでした

 

ひよこ🐣は9月あたりの早い時期だとなかなか身が入らず、冬くらいから追い詰められて本気で勉強を始めました

 

ですが、計画的に勉強を続けて試験範囲を網羅し、万全の状態で試験に挑むに越したことはないと思います

 

 

なので、この記事を読んでいる学生さんがいるなら計画的に試験まで走り抜けるのがおすすめです😅

 

 

・9月:最後の実習が終わり国試の勉強を始める(1日1.5時間)

・10月:模試の結果がグズグズで勉強時間を増やす(1日3時間)

・11月:やっとバイトを辞める(1日6時間)

 

 

()の中は1日あたりの勉強時間です!

 

というわけで、ひよこ🐣の月ごとの変化をざっくりまとめるとこんな感じでした

 

 

実習が終わったばかりの9月は国家試験よりも「実習おつかれ」みたいな雰囲気に流されて遊び呆けていました🙄

 

1年生の時から苦しめられていた実習が全部終わって気分はややお祭りモードだったんですね🤣

 

 

案の定、10月は模試でいい結果が出ず勉強時間を増やすことになっています

 

徐々に勉強時間が増えてはいますが、11月までバイトをしていたところあたり、結構悠長にしていますね😅

 

国家試験の直前

 

秋も終わり、いよいよ国家試験まで時間がなくなってからは追い込みに入ってきました🏃💨

 

 

・12月:いよいよQBが終わらないことに気付く(1日12時間)

・1月:同級生と一緒に追い込みをかける(1日14時間)

・2月:模試の点数が軌道に乗り余裕が出てくる(1日10時間)

 

 

()の中は1日あたりの勉強時間です!

 

(ちなみに、QBとはクエスチョンバンクの略です。国家試験対策用の分厚い参考書のことです📚)

 

 

冬になると急に焦ってギアを上げているのが分かりますよね😂

 

 

ですが、ひよこ🐣のペースはかなり遅めです

 

理由としては、ひよこ🐣はQBが終わらなかったからです

 

 

QBをまるっと理解できれば国家試験なんてイージー

 

 

⏫のように養成校の教授や先輩から聞いていたのでひよこ🐣はQB一本で国家試験対策をしていました

 

ただ、ひよこ🐣は暗記が苦手で知識をしっかり噛み砕かないと頭に入らなかったんですよね

 

おかげさまでQBが読み終わらず、介護保険分野などはほとんど知識がない状態で試験を受けました😂

 

国家試験自体は勉強していた分野でしっかり点が取れたので200点以上取れていましたが本来ならQBは最後まで終わらせるものでしょう

 

(国家試験は280点満点の168点以上が合格です)

 

 

国家試験は人生のターニングポイントだと考えて間違いないでしょう

 

しっかり勉強量は確保したいですね🙌

 

 

国試の勉強は冬からで間に合うよ👍

 

 

なんてことを言うイキった先輩はどこにでもいますが、参考にしなくていいでしょう

 

暗記のスピード、1日に集中できる時間、勉強法どれも人それぞれ違うものですからね

 

人によっては鵜呑みにして12月から始めると詰むと思います

 

 

人生のターニングポイントである国家試験、半日程度勉強し続けても後から思い返せば同級生と追い込みをしたいい思い出になっているでしょう

 

 

他人は気にしすぎず、自分のペースで勉強を続けられるようにしましょう😆

 

 

臨床に出てから

 

ここまでは国家試験の勉強量について経験を解説しましたが、臨床に出てからそれくらい勉強したのかも説明しようと思います

 

完全に経験談なので、ここからは人によってまるっきり変わってくるところだと思います🙄

 

 

1年目のひよこ🐣

 

1年目のひよこ🐣は1日2〜3時間程度勉強をしていました

 

学生時代に勉強をしてこなかったツケで疾患の病態や専門用語など基本知識が無さすぎたので、マイナスからのスタートでした

 

そのため勉強の内容は知識を補填するために参考書を読むことがメインでした

 

 

1年目なので仕事に慣れていなくて、残業をしてしまうことがかなり多かったです

 

 

ヘトヘトで20時くらいに帰ってから2〜3時間勉強していたので、振り返ってみると割と頑張っていたのではないでしょうか

 

 

休日はさらに勉強時間が2〜3時間増えていました

 

モチベーションは⏬でした

 

 

・ひよこ🐣のお師匠様が治療が上手くて憧れだった

・同期と比較して知識が少ない自覚があった

・臨床で何もできていない自負があった

 

 

完全に焦りから勉強を続けていました

 

 

2年目以降のひよこ🐣

 

2年目以降のひよこ🐣は1日3〜4時間程度勉強していました

 

仕事の業務は慣れてきたので残業が少なくなりました

 

定時で帰れるようになった分、勉強時間が増えています

 

 

疾患の病態など基本的な情報は調べることが慣れてきました

 

その分、参考書で動作分析や筋の繋がりなど臨床のための知識をインプットしていました

 

2年目以降で大きく変わったのは、休日にセミナーや勉強会に参加するようになったことです

 

 

・参考書より臨床的な知識が得られた

・居住地が関東なので参加のハードルが低かった

・独り身なので金銭の自由が利いた

 

 

セミナー・勉強会に参加した理由は⏫の通りです

 

ですが、モチベーションの根幹は変わらず焦りでした

 

もっと臨床で結果が出せる理学療法士に早くなりたかったんですね🤔

 

 

お金はかかりましたが、ボバースコンセプトの基礎講習会や筋膜リリースセミナーなど、今のひよこ🐣のベースになる技術はこの時期に勉強したものです

 

 

最近は?

 

最近は1日30分程度ですね

 

嬉しいことに結婚や家事・育児などプライベートで変化がありました

 

なので、1人で使える時間が減って勉強時間が減りました

 

 

日々の疑問があればリハノメ(リハ職向けのアマプラみたいなサイトです)や参考書・スマホで勉強をするくらいですね

 

これまで勉強をできたので、ひよこ🐣の中で信じる考えを作ることができました

 

なので、恥ずかしくないリハビリが出来るようになっていると自負しています

 

これまで自分の納得のために勉強をしてきてよかったと思っています

 

 

勉強を言うと堅苦しく感じますが、勉強は自分の気になることを追求できる楽しさもあるので、いつか家庭内の役割が落ち着いたら外部のオフライン実技セミナーに参加したいですね😆

 

 

 

リハノメはおすすめできるオンラインセミナーです。

 

ココに注意

・月額料金がかかる
・実技のスキルは身に付きにくい

 

ココがおすすめ

・コンテンツ数が多い、リハビリ界のアマプラ的存在
・何回でも繰り返し動画の見直しができる

 

 

ひよこ🐣が思うこと

 

ひよこ🐣の考えですが、養成校の学習だけじゃ臨床では物足りないので勉強はした方がいいと思います

 

養成校で勉強して、臨床に出ればばっちり治療ができるか、といえば全然そんなことありません😂

 

 

なぜかというと、養成校の勉強は国家試験をクリアすることに力を注いでいるからです

 

なので、学生の頃は臨床で使える実技を学んだ記憶がほとんどないです🙄

 

 

ちなみにひよこ🐣は入職したてのころ、股関節周囲のストレッチしか手技を持っていませんでした😇

 

 

理学療法士になってからが勉強の本番です!

 

 

ひよこ🐣はお師匠様が勉強会によく行く人で、臨床の考え方も面白かったから勉強が手につきやすかったよ👍

 

 

ただ、勉強を頑張るのが正義ともひよこ🐣は思いません

 

というのも、コスパ的な面だけ考えると、勉強会行くより遊んでQOLを上げた方が効率がいいかもしれないからです

 

勉強して賢くなった方がどんどん昇級するシステムではないからです

 

理学療法士は大体の場合、年功序列制度で年々ほんの少しずつ昇級していくシステムなんです

 

いっぱい勉強しても、しなくても給料に変化はありません😱

 

 

経営的な考え方だと、事業を始めるとき、初期費用は3年程度で回収できるといいとされています

 

初期投資をどれくらいで回収出来るか、計算してから事業を始めるのが一般的です💰

 

 

理学療法士だとどうでしょう?

 

 

インソールの勉強会:3万円

筋膜リリース:10万円

オンラインの脳画像の勉強会:2万円

 

 

例えばですが、1年で合計15万円投資して、どれくらいで回収出来ますかね?

 

給与から勉強会費を捻出するのは何とか出来るでしょう

 

ですが、費用の回収はかなり難しいでしょう

 

 

勉強会へ行く 👉 給与が上がる 👉 勉強会費を回収する

 

 

この流れが出来ないですね😇

 

それなら勤務時間以外は趣味に全振りしてしまった方がコスパはいいかもしれませんね

 

それくらい自己研鑽は評価されにくく、勉強会に行けば行くほど貧乏になってしまうことが多いです

 

 

  • この記事を書いた人

hiyoko@pt2

現役の理学療法士です ポンコツ理学療法士が1人前になるために勉強したことを発信します ◉分かりにくい脳血管疾患のあれこれ ◉転職・勉強会のすすめ 「教科書には書いていない嚙み砕いた知識」を発信します

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