こんにちは!現役で理学療法士をしているひよこです🐣
私は2023年度にボバースコンセプトの基礎講習会に受講生として参加させていただくことになりました
脳血管疾患に関わっている理学療法士さんなら一度はボバースコンセプトの名前を聞いたことがあるんじゃないでしょうか?
でも、ボバースコンセプトは参加費用が高かったり、期間が長くて有休の大量消化が必要だったりと参加時の敷居が高い印象がありませんかね?
今回はそんなボバースコンセプトの基礎講習会の3週目を終えて、どんな雰囲気・流れだったかまとめてみました!
って悩んでいる方はこの記事必見です!
この記事では以下の3点について記載しています。
・ボバースコンセプトってどんなのだっけ?
・3週目で重要視されたこと
・全日程を終えた感想
いきなり講習会に参加するのはハードルが高いでしょう
そんな方は書籍で雰囲気を掴んでみるのもありだと思います!
リハノメはおすすめできるオンラインセミナーです。
ココに注意
・月額料金がかかる
・実技のスキルは身に付きにくい
ココがおすすめ
・コンテンツ数が多い、リハビリ界のアマプラ的存在
・何回でも繰り返し動画の見直しができる
大前提
ボバースコンセプトって?
ボバースコンセプトとは、ヒトが動くために必要な姿勢制御(動作中バランスの維持など)や運動・行為を今日の最新の神経科学や機械工学の知識・技術を用いてリハビリに取り組む というリハビリテーションの概念です。
ボバースコンセプト(Bobath concept)についてボバースインストラクターが解説– Rehabilitation Plus (rehaplus.jp) より引用
全日程終えても、この説明はかなり難しく感じます(笑)
この説明で「そういうことね!」って理解できるように私もなりたかったです(涙)
基礎講習会で学んでいる印象は、ボバースはコンセプトであって方法論ではありません
「この手技最高!」 「こんな技があるから皆で練習しましょう」 と言ったものではないようです
治療技術の How to を教えてくれるところではありません😅
「姿勢は結果」って聞いたことがあるかもしれませんが、
なぜそんな結果(姿勢)、動き方になっているか、筋活動やその方の背景から考える
っていうのがボバースの特徴だと私は解釈しています😆
百聞は一見にしかずなので気になる方はイントロダクションモジュールから参加してみてください(笑)
以下の記事には基礎講習会に参加するため準備したことをまとめています!
積極的に基礎講習会の参加を検討している方はぜひ参考にしてください😀
【実録】ボバースコンセプト基礎講習会に参加してみた【1週目終了】
【実録】ボバースコンセプト基礎講習会に参加してみた【2週目終了】
講習会の期間
講習会は全部で16日間に設定されていました
16日連続で講習会がある訳ではなく、6日、5日、5日の3回に別れています
6日→(2週間後)→5日→(3ヶ月後)→5日 って、いうのが日程的な流れです
2週間、3ヶ月が次の講習会まで空いている期間ですね
記事を書いている今は、3週目終了して全日程クリアしています🤣
16日って長く聞こえますが、体感的にはかなり早く終わりました
それだけ講習会の期間が充実していたということなんですかね?
3週目はどんなことしたの?
3週目の基礎講習会は実技+ディスカッションが中心でした
その中でも印象に残ったものを紹介しますね!
Assainment
初めて聞いたとき、私はそんな感じでした😂
Assainmentは2週目 ➡️ 3週目の間に行う課題ですね
・症例報告をMBPCモデルに沿って作成
・具体的なテーマを持ってパワーポイント12枚以内で作成
・15分以内で3週目の始めに発表する
出された課題はこんな感じでした!
簡単にいうとボバースの考え方(MBPCモデル)に沿って症例報告を作ってきて!
ってことですね😅
・ハンドリングで得られた情報
・感覚情報に対してどんな運動がみられたか
・どんな姿勢コントロールをしている?
一部ですが、MBPCモデルではこんなことをまとめて、仮説を立てていきます
学会の症例報告よりさらに臨床的かもですね😆
あと特徴としては、動作の動画だけではなく、治療場面の動画も提示するので、かなり緊張しながら動画撮影しました🤣
ただ、こんなまとめ方を基礎講習会に参加するまでしたことがなかったので、右往左往しながらパワーポイントを作りました(笑)
・かなり緊張感を持って臨床ができたこと
・自分の治療の拙さの再認識ができたこと
Assainmentではこの辺りが大きな学びでした😇
治療実習
2週目に引き続き、3週目も治療実習をさせていただきました!
やっぱり、これは何度やっても緊張しますね
・会場の病院に通院、入院している方に治療を行う
・期間は5日間
・1日あたり大体4単位(80分)の介入
・治療は受講生2人ペアで行う
・4日目 or 5日目にインストラクターと受講生の前でWork shopという形で発表
治療実習の概要はこんな感じでした!
リーズニング
これはやったことというより、3週目で特に求められたことですね
効率的に動くためにはどうしたらいいの?
ってことを、普段から皆さんも臨床で考えていると思います
肩甲帯外転しないから肩関節内転したときに体幹から回旋しちゃうんだね
2週目までボバースに触れることで、動作を見ることで、こんな現象は大雑把にみえるようになりました😆
3週目で求められるリーズニングは見えた現象に対して、どんな仮説が立てられるかが求められます
(例)左股関節から動作が始まる理由
➡️大腿直筋の過剰努力で左股関節が屈曲へ動作しやすい
➡️右下位胸郭が下制していて、左股関節前面〜右胸郭の短縮があり、腹斜筋の筋短縮がある
➡️腹斜筋の長さを担保すると右腹横筋の低緊張が露呈した
腹横筋の低緊張が原因で胸郭を潰して動作をしなければならず、左股関節から動作が始める必要があったのでは?
こんな感じで、臨床が進むと動きにくい原因が見えた現象と違う部位にあるかもしれません
上記の例だと、左股関節に治療するのは対症療法になってしまいますよね🤣
きっと、左股関節に治療し続けても動きにくさは残るでしょう
改めて、3週目で求められるリーズニングは仮説を立てて背景に治療するといった考え方です
正直、私も未だに全然できる気がしません😇
ボバースに触れてみると、曖昧なリーズニング、対症療法で治療していたことが多かったなーと反省しています(笑)
まとめ
まとめです!
先に感想です!
3週目も濃ゆい1週間でした😂
「3週間やり切った!」っていう達成感よりも、多く課題が残った印象です
ただ、毎日は充実していて、ありがたいことに楽しく過ごすことができたので、参加できたことに感謝しています😆
3週目は実技、治療実習、ディスカッションがメインでした!
その中でも印象に残ったのは以下の3つです
・Assainment
2週目〜3週目の間に作成する症例報告を発表する場です
ボバースの流れに沿って資料を作成するので、学会とはテイストが変わります
・治療実習
受講生二人組で入院・外来の患者様を治療します
結果が求められ、最終日に発表が控えているので気が抜けません(笑)
・リーズニング
見えた現象の背景を考えるスキルが求められます
3週目はここにすごい重きを置いている印象です!
以上、3週目のまとめでした!
いかがだったでしょうか?
今回は【実録】ボバースコンセプト基礎講習会に参加してみた【全日程終了】についてまとめさせていただきました。
この記事が皆様の講習会参加の参考になると嬉しいです!
読んでくれてありがとうございました!
いきなり講習会に参加するのはハードルが高いでしょう
そんな方は書籍で雰囲気を掴んでみるのもありだと思います!
リハノメはおすすめできるオンラインセミナーです。
ココに注意
・月額料金がかかる
・実技のスキルは身に付きにくい
ココがおすすめ
・コンテンツ数が多い、リハビリ界のアマプラ的存在
・何回でも繰り返し動画の見直しができる