脳機能

【学生さん必見】理学療法士が考える効果的な問診【6項目の質問の例あり】

 

こんにちは!現役で理学療法士をしているひよこです🐣

 

リハビリ中の問診って大切ですよね😆

 

ですが、新人ひよこ🐣は、問診でどんな事を聞けばいいか分かりませんでした

 

 

問診って何のためにするの?

 

何を聞けばいいかわかんないよー

 

 

って方は、ぜひ記事を参考にしてください!

 

 

問診が上手にできると患者さまの全体像が捉えやすくなるとひよこ🐣は考えています👍

 

今回は脳卒中の患者さまに絞って必要な問診を挙げていきますね🙌

 

 

この記事では以下の3点について記載しています。

 

・問診の目的は?

・脳卒中の問診は何を聞けばいいの?

・問診の例

 

 

1つずつ説明しますね!

 

 

問診をする前の情報収集もすごい大事です!

 

安全にリハビリを進めるために以下の記事も参考にしてください🙌

 

 

 

 

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ココに注意

・月額料金がかかる

・実技のスキルは身に付きにくい

 

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問診の目的は?

 

問診の目的から復習してみましょう!

 

問診はかなり重要で、問診を正確に出来るのは理学療法士の重要なスキルだと思います👍

 

ひよこ🐣の問診の目的は以下の4つです

 

症状の把握

・目標の共有

・既往歴の確認

・生活歴の聴取

 

これは、どんな疾患でも共通して必要な問診だと思います😆

 

 

症状の把握

 

1つ目の目的は症状の把握です!

 

どんな症状が出ているか、何で困っているか把握するのは重要です

 

症状がわからないと、何に対してリハビリするかわかんなくなっちゃいますからね😅

 

患者さまと一緒に状況を整理するためにも、症状に対してしっかり聴取をしましょう👍

 

 

目標の共有

 

2つ目の目的は目標の共有です!

 

初にどこを目標にするかしっかり共有したほうが、患者さまも安心するし、セラピストも最終目標を迷わないでしょう

 

 

目標志向的に訓練できた方が患者さまもモチベーションが上がりやすいですからね😁

 

個人的には問題点にアプローチできるのであれば、歩行を目標にしていても寝返りの練習をしてもいいと思います

 

ですが、患者さまと目標が共有できていないと、患者さまが「??」となってしまいます

 

 

目標を聴取して、共有することで、しっかりリハビリの方針を検討しましょう🙌

 

 

既往歴の確認

 

3つ目は既往歴の確認です!

 

既往歴は正確に把握しておくに越したことはありません

 

・いつ発症したもの?

・今も治療中?

・普段の動きに影響ある?

 

 

このあたりを把握できれば、動作への影響が本発症か、既往の影響か判別しやすいでしょう😁

 

 

生活歴の聴取

 

4つ目の目的は生活歴の聴取です!

 

高齢者がリハビリの対象だと、入院する前から正常動作だったとは限りません

 

普段はどんな生活をしていて、何の動きが辛かったか聞くと、リハビリのゴールが設定しやすいでしょう🙌



脳卒中の問診で聞きたいこと

 

ここからは脳卒中の問診で聞いておきたい事を挙げていきます!

 

前述した問診の内容は、初めてリハビリした時に聞くことが多いです

 

ひよこ🐣は今から説明する内容を毎回、もしくは数日ごとに聞いています

 

・客観的に分かりにくい神経症状がある

・神経症状の経過を追いたい

 

この2つがひよこ🐣が問診をほぼ毎日する理由になります

 

 

・症状の変化

・意識

・感覚

・視野

・自覚的な動きにくさ

 

このあたりがよく聞く内容です!

 

脳の損傷部位によって聞くことは変わるので、全部聴取する訳ではないですが…

 

 

さっそく説明していきますよ!

 

 

症状の変化

 

1つ目は症状の変化です!

 

急性期だと新規梗塞、出血の拡大などイベントが起きやすいです

 

自覚的に神経症状の変化を感じている方もいるので、介入開始時に問診で聞いてみてもいいかもしれません

 

 

・体調変わりませんか?

・痺れいつもより強くなってませんか?

・手足昨日より重くないですか?

 

 

このあたりの質問で自覚的な変化は聞き出せるかもしれません

 

 

意識

 

2つ目は意識です!

 

意識障害はJCS、GCSで 評価することが多いと思います

 

JCS、GCSともに声掛けに対する反応で評価する項目があるので、自己プロフィール・見当識を聴取することで意識のスクリーニングができます👍

 

 

覚醒が上がるだけで、動作の介助量が減る方が多いです

 

なので、しっかり毎回の介入で聴取していい項目だと思います😆

 

 

・本人確認のためにお名前・生年月日を伺ってもいいですか?

・今日の日付、ここの場所を教えて下さい

 

 

こんな感じで、簡単な問診で評価できます!

 

意識の経過は追っておくべきでしょう🙌

 

 

感覚

 

3つ目は感覚です!

 

感覚はすごい大切な項目ですが、なかなか客観的に評価するのが難しいんですよね😅

 

しっかり答えてくれる方であれば、自覚的な感覚異常を聞いた方が神経症状は把握しやすいでしょう

 

 

養成校で学ぶ感覚検査でも神経症状は把握できるんですが…

 

・座っている時にお尻の左側に違和感があるよ

・歩いてて、右と左の足を着いた感覚が違うなあ

 

こんな感じで、動作場面で感覚異常によるエラーがエラーが起こる事もあります

 

 

・なんか動きぎこちない?

・足痺れたみたいな歩き方してるなあ

 

と感じたときは、自覚的な症状の確認をすることがひよこ🐣は多いですね!

 

 

・動いてて、〇〇(身体の部位)が違和感あります?

・右と左の感覚って違いあります?

 

臨床で質問するなら、このように聞くことが多いですね!

 

 

視野

 

4つ目は視野です!

 

半盲、半側空間無視など空間認知にエラーがありそうな方に聞くことが多いです

 

視野も自覚的な症状を確認する方が全体像を把握しやすいです

 

 

臨床的な視野の評価法としては対座法がありますが、しっかりしている方なら聞いた方が早いですね👍

 

 

・見えにくいところはありますか?

・左側の視野って狭くないですか?

 

 

このような聞き方をひよこ🐣はすることが多いです!

 

 

見えにくいから、曲がるときは気をつけているよー

 

 

など、代償手段を獲得しているか聞けると、さらにいいですね!

 

 

自覚的な動きにくさ

 

5つ目は自覚的な動きにくさです!

 

一番最後になりましたが、ひよこ🐣は一番これを大事にしているかもしれません

 

 

・どこから動作が開始するか

・どんな動きが難しいか

・どんな代償が起きるか

 

 

定量的な評価結果だけではなく、動作評価の内容もひよこ🐣は共有することが多いです

 

 

・歩く時にふらつかないようになりたい!

・1人でトイレに行きたい

 

 

このような目標は一番最初に共有しますが、

 

そのために〇〇を改善しましょう!

 

 

というのを、動作評価の内容からお互い確認するようにしています

 

自覚的な動きにくさを患者さまからアウトプットして貰えると、より問題を共有しやすいかもしれません😆

 

 

まとめ

 

まとめです!

 

問診はかなり重要で、問診を正確に出来るのは理学療法士の重要なスキルだと思います

 

問診の目的は以下の4つです!

 

症状の把握

・目標の共有

・既往歴の確認

・生活歴の聴取

 

この4つは問診の基本です🙌

 

 

以下の5つは脳卒中の方にひよこ🐣が問診することが多い項目です

 

・症状の変化

・意識

・感覚

・視野

・自覚的な動きにくさ

 

この5つは誰にでも聞くわけではなく、損傷部位に合わせて問診していただけるとより効果的だと思います😁

 

 

いかがだったでしょうか?

 

今回は【脳卒中】理学療法士が考える効果的な問診【質問の例あり】についてまとめさせていただきました。

 

この記事が皆様の臨床の参考になると嬉しいです!

 

読んでくれてありがとうございました!

 

 

問診をする前の情報収集もすごい大事です!

 

安全にリハビリを進めるために以下の記事も参考にしてください🙌

 

 

 

 

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ココに注意

・月額料金がかかる

・実技のスキルは身に付きにくい

 

 

ココがおすすめ

・コンテンツ数が多い、リハビリ界のアマプラ的存在

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  • この記事を書いた人

hiyoko@pt2

現役の理学療法士です ポンコツ理学療法士が1人前になるために勉強したことを発信します ◉分かりにくい脳血管疾患のあれこれ ◉転職・勉強会のすすめ 「教科書には書いていない嚙み砕いた知識」を発信します

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