こんにちは!現役で理学療法士をしているひよこです🐣
単位取得に追われて、ひいひい言ってる理学療法士さんはかなり多いと思います
ですが、1単位の値段をしっかり把握している方は少ないと思います


って気になる方は、ぜひ記事を参考にしてください!
現場で働くPTとしてひよこ🐣の意見もまとめてみます👍
この記事では以下の3点について記載しています。
・リハビリの単位って何?
・1単位あたりの値段
・収益を知った上で忘れたくないこと

単位のノルマについてまとめた記事もあります🙌
周りの職場の働き方が気になる方は参考にして下さい👍
リハビリの値段ってどれくらい?
リハビリの値段ってどれくらいなんでしょう?
意外と現役の療法士でもパッと答えられない方も多いと思います
先に結論を伝えると、患者さまの疾患と施設の基準で値段は変わってきます
お金のことを話すのに切っては離せない単位のことも合わせて説明しますね🙌
単位って何?
リハビリは医療保険の中で行われることがほとんどです
保険を適用させるためには国に定められた基準に従ってリハビリをすることが必要です
基準はいろいろありますが、診療の上で1番のベースになっているのが「1単位20分」というものです
つまり、20分のリハビリをすれば、決められたお金を請求することができるんですね💰

20分(1単位)リハビリすれば1単位分の値段が、40分リハビリすると2単位分のお金を算定できます💰
1単位の値段はどれくらい?
前述しましたが、1単位あたりの値段は決まっています
・何の病気、怪我に対してリハビリをするか
・どこの病院、施設でリハビリをするか
⏫の違いで1単位あたりの値段は変わってきます
疾患別リハビリと施設基準の関係です!
具体的な保険診療の点数は⏬になります
ちなみに1点が10円の算定になるので値段的には⏬のようになります
・脳血管疾患の理学療法(区分Ⅰ):245点(2,450円)
・廃用症候群の理学療法(区分Ⅲ):77点(770円)
・医師の初診料:291点(2,910円)
脳血管疾患と廃用症候群を例にあげましたが、施設基準と疾患が変わるとリハビリはこんなにお金が違うんですね🤔
1単位(20分)で2,450円なので3単位(60分)で7,350円になります
それくらいお金をもらってリハビリしていると考えると、ちょっと責任感が増しますよね
そして、比較のために医師の初診料も記載しておきました✒️
脳血管疾患への理学療法(区分Ⅰ)はかなりお金がもらえますが、医師とは勝負になりません😭
理学療法士がお金がなく、立場が低いと言われる原因の一つですね😭
理学療法士の収益は?
理学療法士の収益などれくらいになるのでしょう?
ひよこ🐣の働き方に合わせてざっくり計算してみようと思います
・脳血管疾患がメイン
・脳血管疾患の理学療法(区分Ⅰ)
・臨床は1日18単位
・急性期なので加算がついていることがほとんど
・週休2日
ざっくりひよこ🐣の働き方は⏫のような感じです
・初期加算:1単位45点(14日目まで)
・早期加算:1単位25点(30日目まで)
・急性期リハビリテーション加算:1単位50点(14日目まで、条件付き)
臨床での算定は脳血管Ⅰの他に⏫のような加算が付くことが多いです
ひよこ🐣が勤めているのが急性期なので結構加算も算定していますね🤔
体感ですが全体に対して、下位の割合で加算の算定をしている気がします
・初期加算:6割
・早期加算:8割
・急性期リハビリテーション加算:3割
さて、前置きはこれくらいにして収益の計算をしてみましょう!
ちなみに月20日働く計算で1ヶ月の収益を出してみます!
・単位
20日×1日18単位×2,450円(脳血管Ⅰ)=882,000円
・初期加算
360単位(20日×18単位)×0.6(全体の6割)×450円=97,200円
・早期加算
360単位×0.8(全体の8割)×250円=72,000円
・急性期リハビリテーション加算
360単位×0.3(全体の3割)×500円=54,000円
全部合わせて1,105,200円ですね!
計算はしませんが、退院時指導料、計画書、目標設定などの書類もあるのでもう少し収益は高いと思います🤤
本当にざっくりですが、ひよこ🐣の臨床での毎月の収益は110万円位です💰
理学療法士はどれだけ働けばいい?
リハビリの値段・収益についてまとめましたが、理学療法士はどれくらい働けばいいのでしょう?
前述したリハビリの値段と絡めて考えてみました!
1日18単位と言われる理由
1日のノルマが18単位と言われる理由からまとめてみます
結論ですが、18単位算定出来れば施設も利益を確保出来ると言われています
ひよこ🐣の働き方
・脳血管疾患の理学療法(区分Ⅰ):245点
・毎日18単位を取得
・加算も乗っている
・月20日勤務
前述しましたがひよこ🐣は臨床で月110万円稼いでいる計算でした
(書類の算定もしているので、もう少し稼げているかと思いますが…)
一般企業の人件費率(稼ぎに対して人件費がどれくらいか)が13%程度です
理学療法士に月20万円渡すとなると、人件費率は18%になるのでもうちょい稼いで欲しいくらいですね

年収が上がらない原因
ここからは年収が上がらない原因をまとめていきます
このタイミングで説明するのは単位と大きな関係があると個人的に考えているからです
結論を先に言うと、理学療法士1人が取れる単位数は決まっています

1日 ⏩ MAX24単位
1週間 ⏩ MAX108単位
これが令和4年の診療報酬改定で定められている単位数の上限です
引用:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411_00045.html
1単位20分なので24単位だとみっちり8時間働く形ですね
108単位MAXで取るなら、1日あたりの取得単位数は…
週4勤務→24単位
週5勤務→21.6単位
週6勤務→18単位
となります!
計算してみると、18単位は違法にならないように余裕を持った数字に見えますね
ここまでで何を伝えたいかと言うと、療法士は稼げる量にわかりやすく限界があると言うことです
商品が売れたら売れただけ収益になるような仕事ではないのです
時間を切り売りしてお金をもらい、切り売りできる量も決められているんです
・リハビリの単価が高くなる
・取れる単位数が増える
稼げる量が増えるとしたら、⏫のどちらかの変化がないと厳しいでしょう
ひよこ🐣が思うこと
最後にひよこ🐣が思うことをまとめていこうと思います
収益は意識しないといけないけど、本質を忘れてはいけない
言いたいことはこれにつきます👍
リハビリは算定するのにどんどん複雑なルールが増えている気がします
ひよこ🐣が理学療法士になる前なら患者さまを一室に集めてみんなで健康体操をしておけば全員同時に単位が取れましたからね
めちゃめちゃにリハビリが稼げたおかげで1000万円プレーヤーもいたそうです
(昔の療法士たちが無茶苦茶やったせいでルールが増えたようですが…😅)
リハビリは稼ぎにくくなっているので、ちょっとした加算や書類もできるなら取り逃がさない方が企業的にも嬉しいでしょう
ですが、加算を取るため回復が見込みにくい方に無理矢理単位を取るのは本質的ではない気がしています
身体機能の改善のために、リハビリが必要な人に必要なだけ単位を提供するのが本来のリハビリの目的のはずです

もう一つ追記すると単位の仕組み上、理学療法士としてどんどん昇給してお金持ちになるのは諦めた方がいいでしょう
どんどんリハビリの算定は厳しくなっていくのに、ドカンと昇給が期待できるとは思えません
大人しく、転職 or 副業・兼業で年収UPを目指すのが手っ取り早いと思います
いくら理学療法士が稼ぎにくいと言っても職場によって給料に差はあります

転職活動はお金をかけずに年収を上げられる超コスパのいい方法なので一度検討すべきでしょう👍
ひよこ🐣に関してはこのブログも副業の一環になっています
ですが、文章を書くのが得意ではないので我ながら記事はどれも拙い内容だと思います😅

なんて思った方は是非、ブログを始めてみて下さい🙌
きっとひよこ🐣よりいい結果が出ると思います💪
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