最終更新日:R7.1.26
こんにちは!現役で理学療法士をしているひよこです🐣
理学療法士として、一定以上の経験をすれば、ケアマネージャーの試験資格が貰えるのって知ってました?


って気になる方は、ぜひ記事を読んでください!
今後、理学療法士を続ける上のキャリア形成で参考になればと思います👍
この記事では以下の3点について記載しています。
・ケアマネージャーってどんな仕事?
・どうすればケアマネージャーの資格が取れる?
・理学療法士とケアマネジャーの兼任をお勧めしない理由

理学療法士を定年まで続けるのに不安がある方もいると思います🙌
理学療法士としてのセカンドキャリアに興味がある方は参考にして下さい👍
ケアマネージャーとは?
まず、ケアマネージャーのおさらいからしてみましょう!
介護支援専門員は、介護保険法等を根拠に、ケアマネジメントを実施することのできる公用資格、また有資格者のことをいう。
引用:Wikipedia
ケアマネージャーは正式名称を介護支援専門員というみたいですね
小難しいことが書いていますが、介護保険分野のプロフェッショナルっていう解釈でいいと思います👍
どうやって資格を取るの?
ケアマネージャーにはどうすればなれるのでしょう?
介護支援専門員として登録・任用されるには、都道府県の実施する「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格し、「介護支援専門員実務研修」を修了する必要がある(第69条の2)。
引用:Wikipedia
というわけで、試験に合格すればケアマネージャーになることが出来ます
ですが、受験資格を得るには以下のどちらかの要項を満たさなければなりません
・指定の国家資格に基づく業務に5年以上(かつ900日以上)従事
・施設などで相談援助業務に通算5年以上(かつ900日以上)従事
試験を受けるまでのハードルが高いですね😅
ちなみに指定の国家資格が
介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語療法士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士
これらになります!
なので、理学療法士を丸5年勤めると試験資格が貰えるんですね
試験の難易度
試験の難易度はどうなってるんでしょう?
毎年の合格率は10~20%程度となっています
理学療法士の国家試験の合格率が毎年80%前後なので、試験の難易度はケアマネージャーの方が高いと思っていいでしょう😅
試験合格のための勉強時間は100~200時間必要と言われています
理学療法士は介護保険分野、ケアマネジメントについて、詳しい方は少ないと思います
なんせ理学療法士全体の50%が病院で働いているのに対して、介護保険分野では全体の5%程度しか理学療法士が働いていません
介護保険分野に関わる理学療法士はごく一部と言っていいでしょう
なので、試験の勉強に関してはみっちり200時間勉強する前提でいいと思います👍

働きながら勉強時間を確保するのが一番大変なポイントだと思います!
資格を取るメリット
ケアマネージャーの資格を取ると、どんなメリットがあるんでしょう?
ひよこ🐣が思うメリット3つをまとめてみます!
介護保険分野に強くなる
1つ目は介護保険分野に強くなるです!
理学療法士は医療保険、介護保険分野に関わる事がほとんどです


ケアマネージャーが常駐している施設に勤めていると、こんな方も多いと思います
かく言うひよこ🐣もケアマネージャーさんに丸投げしています(笑)
ですが、介護保険分野に詳しい方であれば、より患者さまの生活をイメージしながらリハビリを提供出来るはずです
退院先の知識に活かせる
2つ目は退院先の知識に活かせるです!
・自宅環境の整備
・訪問リハビリ
・サービスの利用料金
サービスを利用して退院する方に⏫(ほんの1例ですが😓)は理学療法士も気にするポイントだと思います
ケアマネージャーさんはケアプランを作成して、詳細なサービスの調整をしてくれています
なので、ケアマネージャーの勉強をして介護保険制度を知ると、どんなサービスをどれくらい使えるか把握出来るはずです😆

みたいに、身体機能に合わせた介護保険サービスの調整がイメージできるでしょう!
セカンドキャリアの幅が広がる
3つ目はセカンドキャリアの幅が広がるです!
理学療法士は免許の更新、定年は存在しないので、生涯理学療法士として働くことが出来ます
ですが、理学療法士の仕事は体力勝負です
ハードな1日が終わってみたらヘロヘロになっていることも少なくないです

ですが、セカンドキャリアとしてケアマネージャーの道も選択肢として存在していると思います🙌
2足目のわらじとしてケアマネージャーを選ぶのは理にかなっているでしょう
ケアマネージャーであれば外勤のような仕事も多いと思うので理学療法士とは違う疲れもあるかもしれませんが、間違いなくパワーは理学療法士より使わないと思います
なので、体力面などで理学療法士として定年まで働くのが不安な方はケアマネージャーとしての選択肢を用意しておくのもいいかもしれません✋
兼任をおすすめしない理由
ここまではケアマネージャーのメリットを説明してきました
ですが個人的な意見としては、理学療法士とケアマネージャーの兼任をおすすめしません

恐らく、ひよこ🐣がケアマネージャーになるとしたら、体力に限界を感じて、スパッと理学療法士を辞めた時でしょう
お勧めしない理由をまとめていきますね!
働き方次第で給料が下がる
1つ目は働き方次第で給料が下がるです!
理学療法士もケアマネージャーも平均年収は約430万円と、あまり差はありません
理学療法士が脳血管リハビリテーションⅠで1週間みっちり働くと…
約26万円の利益
1ヶ月だと約100万円稼げますね(加算が付くと、もう少し高いです)
対して、ケアマネージャーが生み出す月の利益は50万円程度です
経営者からすると、兼任するより理学療法士として単位を取って欲しいと思うかも知れません
経営者の方針次第では兼任で給与が減ってしまう恐れもあるかもしれません😭
1人で2つやるメリットが少ない
2つ目は1人で2つやるメリットが少ないです!
ひよこ🐣は今まで、理学療法士とケアマネージャーは分業で困ったことがありません

みたいなことはありませんでした
(これまで一緒に働いてくれた方は有能な方ばかりでした、ありがとうございます☺️)
しっかり、身体機能の伝達、必要なサービスのすり合わせができれば、兼業するメリットはないと思います

臨床の技術には全く活きない
3つ目は臨床の技術には全く活きないです!
当たり前ですが、介護保険分野にどれだけ詳しくなったところで、患者さまを治す技術は上達しません😭

こんなことは絶対ないんですね😂
ひよこ🐣は臨床に還元できることを学びたくなってしまうので、ケアマネージャーの勉強は優先度は下がってしまいます😓