こんにちは!現役で理学療法士をしているひよこです🐣
ひよこ🐣は社会に出てから理学療法士を続けていますが、ものすごいやりがいががあると思っています😳
(逆に苦労も多いですが😇)
これから理学療法士を目指すか悩んでいる方、養成校に通っていて目標を見失いかけている方は記事をぜひ参考にしてください
って方の参考になると嬉しいです!
この記事では以下の3点について記載しています。
・理学療法士のやりがい
・働く場所別のやりがい
・理学療法士の辛いところ
やりがいはありますが、もちろん辛いこともあります
学生さんなら実習がその筆頭だと思います😇
実習に不安を抱えている方は⏬の記事も参考にして下さい🙌
やりがいポイント〇選
さっそく、理学療法士がやりがいを感じるポイントを紹介していきます!
これから就職試験を控えている学生さん、理学療法士を目指そうかな?と進路を迷っている高校生の参考になると嬉しいです😚
身体機能の回復に関われる
1つ目は身体機能の回復に関われるです!
医者:手術、薬・治療方針の決定
看護師:病棟生活での看護
薬剤師:薬の調剤、医師と服薬の相談
⏫のような感じで、病院内では医者をリーダーとしてそれぞれの職種に役割が決められています
理学療法士:身体機能の回復、基本動作・生活内の動きの再獲得
理学療法士に求められる役割は⏫だと思います
これは院内では理学療法士しか出来ないことです
ただ起こす、ただ歩かせるだけなら介護士さんでも出来ます
ですが、動作の質にこだわって身体機能を評価できるのは理学療法士だけですからね💪
受傷、発症した怪我・病気の回復に合わせて、ただ歩くだけでは解決しない痛みや動きにくさを解決するのが最大のミッションでしょう
ミッションの難易度が高い分、やりがいも凄まじいと思います🙌
自分の成長も実感できる
2つ目は自分の成長も実感できるです!
なかなか思ったように患者さまは動けるようにならないし、予定通りにリハビリが進まないこともざらにあります
ですが、色んな考察を立てて、色んなハンドリング・知識を学ぶ中で思うことがあります
ああ、数年前のあの時より成長している気がするな
って感じですね😌
思ったようにリハビリの結果は出にくいし、仕事はなんやかんやで肉体労働です
ただ、経験や勉強の積み重ねで成長を感じられる時があります💪
職場に1人は「賢すぎ、この人には敵わんなぁ」って人があるでしょう
その人も毎日の積み重ねの上で賢くなったのかなと思います
イチロー選手の名言だけ紹介しておきますね
小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道
臨床もきっとそういうものなんでしょう、なんだかモチベーションが上がりますよね🤓
患者さま1人1人に合わせて関われる
3つ目は患者さま1人1人に合わせて関われるです!
・既往歴
・筋の変化(弱化、長さ、筋緊張の変化など)
・今までの動作の戦略
・廃用している部位
個人個人、同じ病名でもみんな動きは違うものです
⏫に書いている通り、病名以外にも人それぞれ違う要素が多いですからね😅
なんて先入観でテンプレのような関わり方をするとあんまり上手くいかないことが多いです😂
十人十色とはよく言ったもので、本当にその通りなので「同じような仕事ばかりで飽きる」なんてことはほとんどないと思います
やりがいとしては、人それぞれの個性に合わせてリハビリができると患者さまも変化が見られやすいし、自分も患者さまのために精一杯頑張ったと思えることですかね🤔
患者さまにとって一番の療法士はベテランでも、治療が上手い方でもなく患者さまのことを一番考えてくれる療法士です
と昔、脳外臨床研究会の山本先生がおっしゃっていました
患者さまそれぞれの個別性を大事にできるのは、「患者さまのことを一番考える」に繋がることだと思います
目標に沿ってリハビリができたとき
4つ目は目標に沿ってリハビリができたときです!
大前提ですがリハビリは難しいです
当たり前ですが、人間は年々弱くなります
50歳の時より60歳、70歳の時の方が弱いです
リハビリは高齢者を相手にすることがほとんどです
年々弱くなっていくのが普通なのに、怪我・病気でさらに弱っている患者さまの身体機能を上げるのがミッションになります
維持ですら難しいのに動作の再獲得が大変なのは目に見えてますね😇
リハビリはそんな高難易度ミッションを課せられるのですが、だからこそ想定通りリハビリが進むと嬉しいものです
目標を立てて、患者さまとこつこつリハビリをして目標をクリアするのはやりがいと言っていいと思います😆
患者さまの記憶に残る
5つ目は患者さまの記憶に残るです!
リハビリスタッフは長い時間患者さまと関わります
入院していると常に看護師さんは病棟にいますが、話をする時間は検温の時くらいでしょう
リハビリは時間的に24時間のうちの20分~1時間程度ですが、その時間は常に関わることになります
一緒に何かをやった経験も相まって、退院してからも覚えててくれる患者さまは多いです
なんてこともありますからね😚
いい記憶としていつまでも人に覚えててもらえる職業はそう多くないと思います👏
時期別のやりがい
理学療法士はいつ患者さまと関わるかでもやりがいは変わってくるものだと思います
それぞれのやりがいも紹介しようと思うので、参考にしてみてください🙌
急性期
まずは急性期です!
急性期とは、病気やけがをして間もない時期、つまり病状が不安定な状態~治療によってある程度安定した状態になるまでの期間を指します。
受傷、発症してすぐの時期からリハビリを行うのはもうスタンダードになっていますからね😅
ひよこ🐣も急性期で勤務していたときは脳梗塞になって入院した日のうちからリハビリをする事もザラでした
患者さまからすると、朝は元気にご飯を食べていたのに、調子悪くなって救急車で運ばれて入院になったと思ったら、午後からもうリハビリ?ってびっくりするかもですね😂
当たり前ですが、急性期からのリハビリは重要です!
・学習性不使用の予防
・廃用の進行予防
・回復期への引き継ぎのためのベース作り
数えれば、いくらでも役割があります
急性期でもっとちゃんとやってくれてたらなぁ
なんて、回復期で働くスタッフは感じたことがあるかもしれませんね😂
患者さまの状態に合わせてリハビリするので、簡単なものではないですが急性期は簡単なものではありません
ですが、急性期での関わりはその後にも大きく関わるものだと思います
だからこそ、早期から有意義なリハビリができると、やりがいを感じられます
回復期
次は回復期です!
回復期とは、急性期治療を終えて病状が安定し始めた時期を指し、身体機能の回復や日常生活動作の改善を図る時期です。
リハビリといえばやっぱり回復期ですね!
炎症症状などの急性期症状がおさまってリハビリをガツガツやっていく時期になります💪
1日2〜3時間のリハビリができるし、怪我・病気の回復過程に合わせて日に日に動きは良くなるし、リハビリの重要性が一番高い時期だと思います
急性期が裏方・縁の下の力持ちだとするなら、回復期は舞台上でスポットライトを浴びるような存在に思えます
リハビリの量・質が求められるので、治療技術は一番求められるかもしれません
維持期
最後は維持期です!
維持期とは、リハビリテーションの用語で、急性期や回復期を経て症状が安定した後に在宅で生活している時期を指します。生活期とも呼ばれ、急性期や回復期で獲得した機能や日常生活動作能力(ADL)の維持や向上を目的としたリハビリテーションが行われます。
クリニックなど、外来で関わるときは維持期になりますね!
維持期は症状がある程度安定した状態で関わることになります
つまり、「病気・怪我が回復したから良くなった」なんてことがあんまりないわけですね
純粋にリハビリで変化を出せないと維持期の患者さまはよくなったりしないので、ある意味では一番技術が求められる時期かもしれません
逆にこの時期に結果をバンバン出せる方は本当にすごい知識・技術を持っていると思います😳
ひよこ🐣も単発でわかりやすい結果を出すのは難しいから外来の対応は得意じゃないです😑
ひよこ🐣も維持期の経験は少ないのですが、いつかちゃんとチャレンジしなきゃと思います👍
理学療法士が働きにくいと感じること
ここまではやりがいに関してしっかり説明してきました
いい面だけ紹介して終わりという訳にもいかない気がするので、簡単に働きにくさについても説明しようと思います🙄
詳しく知りたい方は⏬の記事も参考にしてください🙌
薄給
理学療法士は薄給です😭
日本の正社員の平均年収:523万円
理学療法士の平均年収:430万円
引用:厚生労働省調べ https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/167
平均給与と比べると寂しさが増しますね(笑)
新人のときは理学療法士としていっぱいいっぱいであんまり待遇を気にする余裕が無いのですが、余裕が出てくると給与が気になってしまいます
生活がかかっていて、慈善事業じゃないので給与はしっかり欲しいですよね😙
残業の量
残業で業務後のプライベートの時間がまともに取れない理学療法士が一定数います
カルテ、添書、計画書、カンファ資料、新患・受け持ち患者様の情報収集、委員会、その他の雑務
臨床以外にもやらなきゃいけないことは沢山ありますからね
慣れないうちは定時で帰れないのが辛いとこです
注意しないといけないのが明らかなオーバーワークを強いてくる職場です
職場によっては夜9-10時に退勤する方もいます
もはや仕事の慣れどうこうの次元じゃありません
職場自体に問題があるとしか思えません
年々増える仕事量
仕事量は年々増えるものです
というのも、臨床以外にも仕事はいっぱいあるからです
教育、職場の委員会、管理業務、会議
余裕が出てきて、仕事が出来る方にはどんどん仕事を振っていくものです
任されるってことは認められているって事なんですが、仕事量が増えるのはシンプルに大変ですよね😅
求められる自己研鑽
理学療法士は常に自己研鑽が求められます
新しい知見はどんどん出てくるためですね
なので、全く勉強に興味が無い方はしんどい思いをするかもしれません
特に新人さんだと慣れない環境に飛び込んで自己研鑽もしながら仕事も覚えて、スタッフとの信頼関係も作らないといけないです
相当な高次脳機能が求められています🤔
一定数の新人さんが潰れちゃうのはそんなマルチタスクが原因なんでしょうね
患者さまとの関わり
患者さまは千差万別です
それは性格を含めてです😅
理学療法士も人対人の職業なので、上手く患者さまと関われないと始まりません
ですが、相手は自分より人生経験が上の相手ばかりで、なかなか特殊な考え方をする方も少なくないです
理不尽に怒られる、嫌われるは日常茶飯事です
それでも上手く患者さまと関わりながらリハビリを行なっていくものです
前述しましたが、理学療法士はNsよりまとまった時間を患者さまと関わることになりやすいです