こんにちは!現役で理学療法士をしているひよこです🐣
ひよこはポンコツセラピストなので3年目位まで
という程度しか知りませんでした(笑)
などあまり後頭葉の機能ついて自信がない方はこの記事必見です!
この記事では以下の4点について深掘りします。
・後頭葉の場所
・視覚情報の経路
・一次視覚野の働き
・側頭葉と頭頂葉の視覚機能
この記事は↑の本を参考にしています。
ココに注意
・新人さんには難しすぎる
・読むのに根気がいる
ココがおすすめ
・脳機能のいろはが書かれている
・理解できれば中堅セラピスト以上の知識が手に入る
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ココに注意
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後頭葉ってどこにあるの?
後頭葉は名前の通り大脳の後方にあります。
赤く染まっている場所ですね。
後頭葉は頭頂葉と側頭葉と隣接しています。
境界は頭頂後頭溝と言われていますが、明確な溝の区分はありません。
情報処理をするときには後頭葉、頭頂葉、側頭葉で一緒に行うことが理由かもしれません。
視覚の経路
視覚情報は後頭葉に至るまでにいくつか通る場所があります。
網膜→視神経→視交叉→視索→外側膝状体→視放線→一次視覚野
上記の流れですね。
網膜から入った視覚情報は一部、視交叉にて交差します。
その後、視索を通って視床の外側膝状体に至ります。
外側膝状体から視放線を通り一次視覚野に視覚情報が入ります。
後頭葉が損傷してしまうと半盲が起きますが、
網膜から一次視覚野までの経路で損傷が起きても盲の症状が生じます。
つまり、視床の損傷でも、後頭葉の手前にある視放線の損傷でも半盲が起きるということです。
たとえば
これはAmazonで買い物をしたときと同じです!
ひよこ🐣がAmazonでみかん🍊を買ったとしましょう。
ポイント
ひよこ🐣が注文を間違ってしまう→みかん🍊はひよこ🐣に届きません。
みかん農家さんが大不作で出荷ができない→みかん🍊はひよこ🐣に届きません。
Amazonで出荷ミスが起きてしまう→みかん🍊はひよこ🐣に届きません。
宅配の方がひよこ🐣の家を間違ってしまう→みかん🍊はひよこ🐣に届きません。
みかん🍊を注文するところからひよこ🐣の家に届くまで、どこでエラーが起きてもみかん🍊が届かなくなってしまいます。
みかん🍊と違うのは、一次視覚野までの経路で損傷のする場所が違うと盲の生じ方に違いが生じます。
網膜から入った情報の一部が視交叉で交差するためですね。
半盲は半側空間無視とは違うので、患者様は見えていないことは気づいています。
なので、首を大きく動かして、周囲を確認することで代償をすることは可能です。
後頭葉って何をしているの?
後頭葉の役割は視覚のみ、1点だけです。
大脳の1つの葉が視覚だけの機能を担っています。視覚の重要性が伺えますね🤔
一次視覚野
後頭葉には一次視覚野が存在しています。
大脳皮質の中で一番はじめに視覚情報の処理をする場所ですね。
一次視覚野は線、傾きに対して反応するニューロンが多く存在しています。
この角度は反応しないけど、こっちの角度であれば反応するといったように、
傾きに反応するニューロンが細かく異なっています。
これを方位選択性ニューロンといいます。
一次視覚野は物を見ても、「これは車!」「これは鳥!」など物の認知までは行いません。細かい傾き、形の知覚に留まります。
方位選択性のあるニューロンは運動方向選択性も持っています。
右から来る物に反応するニューロンがあって、左から来る物に対しては違うニューロンが反応する、といったイメージですね。
運動方向性ニューロンの役割で様々な方向から動く物があっても反応できると考えられます。
一次視覚野以外の後頭葉は何をしているの?
前述したとおり、一次視覚野は線や傾きに対して反応しています。
一次視覚野だけで物を見ているわけではありません。
ここでは一次視覚野で処理された情報が、その後どこに送られるか説明しますね!
後頭葉は後方の一次視覚野は簡単な(低次な)情報処理をしており、前方に向かうにつれて複雑な(高次な)情報処理をしています。
一次視覚野で処理された情報は二次視覚野、三次視覚野に送られます。
二次視覚野では視覚情報を滑らかな曲線として処理します。また、触らずとも素材の質感を理解できるのもこの領域の役割です。
三次視覚野では奥行きで反応するニューロンが存在しています。
三次視覚野までは後頭葉の処理で、その後の視覚情報は側頭葉、頭頂葉に送られます。
側頭葉、頭頂葉は視覚にどう関わっているの?
前述した通り、後頭葉は傾き、曲線、質感、奥行きの視覚情報を処理しています。
後頭葉で処理した視覚情報は側頭葉、頭頂葉にそれぞれ送られます。
三次視覚野から情報は四次視覚野(側頭葉側)、五次視覚野(頭頂葉側)に枝分かれします。
四次視覚野はほとんど後頭葉と側頭葉の境目になっており、色・形の知覚に関わっています。
この後頭葉から側頭葉に向かう経路を腹側経路(Whatの経路)といいます。
Whatの経路は「物が何か?」「この人は誰か?」の認知に関わっています。
五次視覚野は後頭葉から頭頂葉に向かう経路に存在しています。
五次視覚野は運動視に関わっており、遠近感や物の動きの知覚に関わっています。
ボールが飛んできたときにバットで打ち返すなどは運動視の働きが必要ですね。
このような情報処理は後頭葉から頭頂葉に向かう背側経路(Whereの経路)で行われます。
サル🐒の実験ではエサを探すときに、腹側経路と背側経路の働きの違いが分かりました。
ポイント
腹側経路→形の違いを認識するときに働いた(どっちが四角か?)
背側経路→距離、空間を認識するときに働いた(物に近いのはどっち?)
このように後頭葉で処理された視覚情報は側頭葉、頭頂葉で高次な処理をされます。
まとめ
まとめです!
後頭葉は名前の通り大脳の後方にあります。
後頭葉は視覚の機能のみを担っています。
視覚情報は後頭葉に至るまでにいくつか通る場所があります。
網膜→視神経→視交叉→視索→外側膝状体→視放線→一次視覚野
どこで損傷が起きても盲が起きてしまいます。
後頭葉には一次視覚野が存在しています。
一次視覚野は線、傾きに対して反応するニューロンが多く存在しています。
後頭葉は後方の一次視覚野は簡単な(低次な)情報処理をしており、前方に向かうにつれて複雑な(高次な)情報処理をしています。
後頭葉で処理された視覚情報は側頭葉へ向かう腹側経路(Whatの経路)、頭頂葉へ向かう背側経路(Whereの経路)でより高次な処理をされます。
ポイント
腹側経路→形の違いを認識するときに働く
背側経路→距離、空間を認識するときに働く
いかがだったでしょうか?
今回は【後頭葉って何してるの?】後頭葉の機能と構造【知らなきゃ損する脳機能】についてまとめさせていただきました。
この記事が皆様の臨床、実習の一助になると幸いです。
読んでくれてありがとうございました!
この記事は↑の本を参考にしています。
ココに注意
・新人さんには難しすぎる
・読むのに根気がいる
ココがおすすめ
・脳機能のいろはが書かれている
・理解できれば中堅セラピスト以上の知識が手に入る
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・月額料金がかかる
・実技のスキルは身に付きにくい
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