こんにちは!現役で理学療法士をしているひよこです🐣
現場で働く理学療法士であれば1日の単位のノルマに追われることも少なくないと思います
ですが、単位以外の加算や書類の算定も大きな金額になります


って気になる方は、ぜひ記事を参考にしてください!
現場で働くPTとしてひよこ🐣の意見もまとめてみます👍
この記事では以下の3点について記載しています。
・リハビリの単位って何?
・書類、加算の値段
・ひよこ🐣の考え

理学療法士の単位のノルマ・忙しさについてまとめた記事もあります🙌
これから収益の話もするので、ぜひ合わせて読んでみてください👍
レバウェルリハビリはリハビリ職向けの転職サービスです。
ココに注意
・電話の時間が悪い
・アドバイザーからの返信が遅い
ココがおすすめ
・無料で学生のうちから登録できる
・給与交渉や勤務時間のご相談もしっかりサポートしてもらえる
・医療・介護系に特化したサービスなので「非公開求人」が非常に豊富
実際にひよこ🐣が転職サービスを使ってみた記事もあります
何かとヒントになることもあると思うので、これから就活をする方はぜひ参考にして下さい🙌
どうすればお金が貰えるの?
理学療法士はどうすればお金がもらえるのでしょうか?
その話からは「単位」という言葉が切り離せません
ざっくりと単位についておさらいしてみましょう👍
単位って何?
リハビリは医療保険の中で行われることがほとんどです
保険を適用させるためには国に定められた基準に従ってリハビリをすることが必要です
基準はいろいろありますが、診療の上で1番のベースになっているのが「1単位20分」というものです
つまり、20分のリハビリをすれば、決められたお金を請求することができるんですね💰

20分(1単位)リハビリすれば1単位分の値段が、40分リハビリすると2単位分のお金を算定できます💰
理学療法士の収益はどれくらい?
月の理学療法士の収益をざっくり考えてみましょう🤔
・脳血管疾患がメイン
・脳血管疾患の理学療法(区分Ⅰ)
・臨床は1日18単位
・急性期なので加算がついていることがほとんど
・週休2日
月の勤務は約20日ほどなので、それを考慮すると…
20日×1日18単位×2,450円(脳血管Ⅰ)=882,000円

具体的な月の収益の話は⏬の記事を参考にしてください🙌
理学療法士はどれくらいお金を貰えるの?
別記事でまとめていますが、5年目のPTの月収は⏬のとおりです
(支給)¥233,600 ➖ (控除)¥52,940 🟰 ¥180,660円(手取り)
(残念ながら5年目まで働いていてもこんなもんです😇)
前述しましたがひよこ🐣は臨床で月110万円稼いでいる計算でした
一般企業の人件費率(稼ぎに対して人件費がどれくらいか)が13%程度です
理学療法士に月20万円渡すとなると、人件費率は18%になるのでもうちょい稼いで欲しいくらいですね

5年目のリアルな給与をまとめた記事もあるので参考にしてください🙌
我ながら昔の給与を見ているとひもじい気持ちになりますね😱
診療以外の算定
前述した通り、診療で療法士は月110万円ほど利益を出していることになります
(おそまつなざっくり計算ですが😅)
ただ、診療以外にもコストを取れるものがあります
何故、ひよこ🐣がコストのことを記事にしているかと言うと自分のためだからです


⏫のような話を最近よく同級生から聞きます
理学療法士は開業権がないので企業に勤めることになります
企業の業績が悪ければ生活に響く
考えてみれば当たり前のことなんですよね😭
給料が歩合制ではない分、忘れがちですが企業に勤める会社員として取れるコストをきっちり取るのは必要な事だと思います
という訳で、新設された加算も含めて主にコストを取れるものを紹介します👍
リハビリテーション総合計画評価料
1つ目はリハビリテーション総合計画評価料です!

・リハビリテーション総合計画評価料1:300点
・リハビリテーション総合計画評価料2:240点
患者さま1人につき、月に1回算定できる書類です

評価料1と2で値段が違いますが介護保険でリハビリをしている場合には2を算定するようです
月10人の患者さまに計画書を算定すると2.4~3万円になるので馬鹿に出来ない額になります
決まりとして、計画書には⏬のようなことを書かないといけません
・日常生活動作の状況
・前回計画書を出した時からの変化
・今後1ヶ月の目標
・リハビリをしない場合の変化
…etc

ちなみにひよこ🐣個人としては計画書は算定以外の面でも結構大事だと思っています😗
理由は計画書の説明を通して目標の共有ができる機会になるからです
目的志向型訓練なんて言葉を聞いたことがある方も多いと思います
簡単に説明すると目標をしっかり設定して訓練をすることですね

考えてみたら目標を共有するなんて当たり前なんですけどね😅
目標を共有する意味でも月1回のいい機会だと思います🙌
目標設定等支援・管理料
2つ目は目標設定等支援・管理料です!
要介護被保険者等に対するリハビリテーションの実施において、
医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士等の多職種が患者と共同して、
個々の患者の特性に応じたリハビリテーションの目標設定と方向付けを行い、
またその進捗を管理した場合に算定する。
目標設定等支援・管理料の概要は⏫のとおりです
介護保険でリハビリをする方には算定できる書類です
・初回:250点
・2回目以降:100点
初回なら2,500円、2回目以降は1,000円ってことですね👍
この書類の特徴は算定をしておかないとある時点から最低が9/10に減算されます
コストが取れないだけでなく、しっかり減算されてしまうので忘れたくない書類ですね😆
退院時リハビリテーション指導料
3つ目は退院時リハビリテーション指導料です!
患者さまの退院時に本人又はその家族等に対して、
退院後の在宅での基本的動作能力若しくは
応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るための訓練等について
必要な指導を行った場合に算定する。
退院時リハビリテーション指導料の概要は⏫のとおりです
・患者さま、家族にリハビリの観点から指導が必要だと思われるときに行う
・退院日に1回だけ算定できる
・死亡退院のときは算定できない
特徴はこんなかんじですね😆
退院時リハビリテーション指導料:300点
この指導で300点(3,000円)なので結構いいお金になりますね🤤
個人的には退院時リハビリテーション指導料は算定をしていない職場も多い印象です
回転が早い職場であれば尚更、見逃したくないですね😊
急性期リハビリテーション加算
4つ目は急性期リハビリテーション加算です!
令和6年の診療報酬改定から急性期リハビリテーション加算が14日目まで算定できるようになりました
急性期リハビリテーション加算は今まではなかった、新しい加算になります🆕
急性期の患者様なら誰にでも算定できる訳ではなく、Barthel Indexの数値、認知機能、特定の治療(輸血、人工呼吸器など)の基準があるようです
・BIは10点以下
・認知症高齢者の日常生活自立度でランクMでせん妄がある、抑制が必要など
一例ですが、⏫のような評価をした上で算定することになります
初期・早期加算に加えて、新しい加算もできるようになるので、早期からのリハビリがより重要視されそうですね
ちなみに急性期リハビリテーション1単位50点となります
1単位20分の介入で500円プラスで算定できる計算ですね🙌
1日6単位✖️14日間✖️500円🟰42,000円
1日9単位✖️14日間✖️500円🟰63,000円
毎日しっかり算定すると、まとまった額になりそうです🤔
リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算
5つ目はリハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算です!
リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算も急性期リハビリテーション加算と同じく、令和6年の診療報酬改定から14日目まで算定できるようになりました
リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算は今まではなかった、新しい加算になります🆕
・より早期から切れ目のないリハ(離床)・栄養・口腔の取り組みを行う
・多職種による評価と計画を行う
概要と目的は⏫の通りです😆
・入院後48時間以内にADL、栄養状態、口腔状態に関する評価
・リハビリテーション、栄養管理、口腔管理に係る計画を作成
・定期的なカンファレンスの実施
・口腔状態によっては歯科診療を促すこと
・専従の理学療法士は9単位/1日以上の算定ができない
算定をするための主な決まりは⏫のようになっています
退院時リハビリテーション指導料:120点/1日

10人に算定できると16.5万円になるので、いい金額になりますね😋
ひよこ🐣の考え
最後にひよこ🐣の考えをまとめておしまいにしますね
まずはどうだったでしょうか?
どれも意外とちゃんと算定すればいい額になりますよね👍
前述しましたが、理学療法士は歩合制ではありません
ちゃんと算定をしようが、漏れがあろうが給料には影響がありません

⏫のようにバイトしている大学生みたいなことを言っていると自分の首を絞めかねません
基本給は変わらなくても、ボーナス・待遇は企業の業績次第でいくらでも下がりますからね🙄
ひよこ🐣の同級生でもボーナスカットの悲鳴が聞こえることが多いです😇
今回紹介した加算はどれも現場の療法士なら知っているものが多いでしょう

その面倒を守りこえて、しっかり算定できるものを算定することがボーナスUPや高待遇などのリターンにつながると信じましょう🙌